総集編 「宮沢賢治」 2005 5 24

 今の時代は、どんなヒット商品を作っても、
「花の命は短くて」という結果に終わります。
やはり、時間という風雪に耐えられないのです。
 この際、発想を転換すべきです。
文化でこそ、安定的かつ長期的に、金儲けができるのです。
 確かに、宮沢賢治自身や、その支援者たちは、貧乏で終わったかもしれません。
しかし、その子孫たち、あるいは、観光産業は、
いまだに「宮沢賢治」で食べていけるのです。
これが、本当の金儲けだと思います。

金儲け money making 2004 8 6
 文化では、お金が儲からないと言います。
しかし、これは、誤った考え方です。
 文化でこそ、効率的に、金儲けができると言うと問題がありますので、
ここでは、文化でこそ、安定的に、長期的に、金儲けができると言います。
 宮沢賢治という文化人が死んでから、数十年が経つのに、
相変わらず、旅行会社のパンフレットには、
「宮沢賢治ツアー」などの企画があります。
 現地に行けば、宮沢賢治に関する「お土産物」が、たくさん売られています。
また、宮沢賢治に関する本も、多く出版されています。
 要するに、宮沢賢治が死んでから、数十年が経つのに、
いまだに、多くの人が、「宮沢賢治」で商売をしているのです。
おそらく、あと100年は、「宮沢賢治」で商売できるでしょう。
 このように、文化でこそ、
安定的に、長期的に、金儲けができるということです。
 確かに、宮沢賢治自身や、その支援者たちは、貧乏で終わったかもしれませんが、
その子孫たち、あるいは、観光産業は、「宮沢賢治」で食べていけるのです。
 最近、日本人は、金儲けが、下手になったと聞きます。
それは、長期的な金儲けが、下手になったという意味です。
 株式市場では、四半期決算という短期の利益に、注目が集まりますが、
それは、自滅の道です。
このような発想は、狩猟民族の発想です。
 狩猟民族は、その特徴として、短期の利益に関心があります。
それは、獲物がいたら、すぐ獲得する必要があるからです。
そして、腐らないように、すぐ獲物を食べてしまう必要があります。
 しかし、これは、自滅の道なのです。
獲物を取り尽くして、獲物がいなくなったら、
自分たちも、食べていけなくなるのです。
こうして、狩猟民族は、自分たちの人口を調整してきたのです。
 ですから、このような発想を、
農耕民族である日本人が真似することは、やはり、
狩猟民族と同じ運命になります。
 もう一度、基本に戻るべきです。
昔の日本人は、長期的な視野で、物事を考えていました。
つまり、長期的に、金儲けが上手だったのです。

雨ニモマケズ 2004 8 19

雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラッテヰル

以下、省略します。

 この文章を、宮沢賢治が書いたのは、
昭和6年11月3日とされます。
 宮沢賢治は、晩年のほとんどを病床で送り、
昭和8年9月21日に死去しました。
短い人生でした。
 この文章は、病床にて書かれたとされますが、
病人にしては、力強い文章だと言えます。
 しかし、この文章は、最後まで読めば、
死を予感しているようなところもあります。
 宮沢賢治は、今日では、詩人や作家として知られますが、
若い農民に、農業指導もしていました。
宮沢賢治は、花巻農学校教諭でした。
 まだまだ、多くの人にとって、
厳しい環境が続きますが、
「雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケズ」、頑張っていきましょう。



















































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